外壁塗装は外壁材によって、適する塗料や施工方法が変わってきます。
塗料を間違えると、耐用年数にも多少なりとも影響を及ぼすため、注意が必要です。
ここでは、外壁材別に塗料の種類と施工方法について
モルタル壁
モルタル壁は、スタッコ、リシン、吹付けタイルなどがあります。
これらは、おもに仕上げ材となり、定期的なとそうが必要があります。
ひび割れやカビ・藻が付着しやすい外壁材です。
<最適塗料>
水性系の弾性塗料が適しています。
油性でも問題ないですが、ひび割れに追従しやすい塗料が良いです。
<施工方法>
弾性系の下塗り塗料を塗り、本塗り塗料を塗って仕上げていきます。
ジョリパット壁
モルタル壁の仕上げとしてジョリパットがあります。
左官仕上げで、意匠性のあるデザインです。
こちらもひび割れの発生やカビや藻が付着しやすいです。
最適塗料
ジョリパット専用の塗料があります。
ジョリパットの風合いをそのまま生かす事ができる塗料です。
施工方法
水性の弾性系下塗り塗料塗り、ジョリパッド専用塗料で仕上げます。
専用塗料は、ジョリパットフレッシュ、アートフレッシュなどがあります。
窯業系サイディング壁
セメントや繊維質を成形して固めらてつくられた外壁材です。
主に継ぎ目の目地の劣化が目立ちます。
コーキングによる防水が必要な外壁材です。
最適塗料
油性のシリコン系塗料が最適です。
また、劣化が少ない場合はクリヤー塗料での施工も行えます。
コーキングは変成シリコンを使用して、いきます。
施工方法
基本的には、コーキングを先に打ち替えてから、下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りで仕上げていきます。
クリヤー塗装で仕上げる場合は、クリヤー塗料を2回塗ってから、最後にコーキングを打ち替えて仕上げていきます。
金属系サイディング
金属サイディングは、もっとも耐久性の高い外壁材です。
基本的は塗装不要といわれています。
しかし、25年前後で錆による影響がでてくるため、塗装の必要がでてくる場合もあります。
最適塗料
下塗りは錆止め塗料と、上塗り材は油性シリコン系塗料が最適です。
施工方法
下地調整を丁寧に行った後に、錆止め塗料を施して、油性塗料を2回塗って仕上げていきます。
最後に
外壁材の種類によって、最適な塗料は変わります。
モルタルは「弾性塗料」、ジョリパッド壁は「ジョリパッド専用塗料」、窯業サイディングは「シリコン塗料」、禁則サイディングは「錆止め後のシリコン塗料」が良いとされてます。
とくに重要なのは、仕上げ材よりも下塗り材です。
そこを間違いなければ、そこまで問題ありませんので、施工業者とよく打ち合わせを行って工事を進めていくと良いでしょう。