大抵の場合は一度家を建て、その後1度か2度メンテナンスを行うというのが、ほとんどのケースではないでしょうか。
何度も経験することではない外壁塗装には、分からないことがたくさんあるため専門用語も飛び出し、頭はパニックになりそうです。
しっかりとした知識を知っているだけで、外壁塗装のトラブルを回避することができます。
外壁塗装の目的
外壁塗装は一体何のためにするのでしょうか。
もちろん美観的な観点もありますが、一番重要なのは建物を守り長持ちさせることです。
外壁というのは建物において非常に重要であり、鎧のようなものです。
このメンテナンスを適切に行っていることで、建物は長持ちします。
逆にメンテナンスを怠ることで建物内部に雨水などが侵入してしまうと、梁や柱を侵食して湿った環境にシロアリを呼び寄せてしまいます。
こうなると外壁塗装だけでは追いつかず、大規模修繕が必要となってしまうのです。
建物を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと修繕を適切に行いましょう。
外壁塗装の工程
外壁塗装と言っても、単純に塗料を外壁に塗っているわけではありません。
イメージチェンジの塗り替えであればDIYでも可能ではありますが、メンテナンスをかねた外壁塗装であれば、やはり専門の業者に任せる方が良いでしょう。
外壁塗装の工程は、まず破損箇所などがないか調査を行います。
不具合箇所があれば、修繕を行います。
この部分を怠ると、たとえ塗り替えたとしても雨漏りなどが発生してしまうので、しっかりと行いましょう。
そして高圧洗浄機で汚れを落とし、塗料を「下塗り」「中塗り」「上塗り」と塗り重ねて完成です。
外壁塗装の目安
外壁塗装は、どれくらいの頻度で行うのが適切なのでしょうか。
目安としては、10年と言われています。
これは、その耐用年数によるところが大きくなります。
日本において、住宅の30%は窯業系サイディングによる外壁です。
この素材であるセメントは防水性があまり良くなく、防水性能は5~7年と言われているのです。
外壁塗装に使用されている塗料の耐用年数も10年のものがほとんどであるため、10年を目安に外壁塗装をすることが推奨されています。
劣化のサインとして、色褪せやチョーキング、塗膜の膨れや剥離、クラックなどがあります。
これらの症状が見られたら、一度相談をすることをおすすめします。
最後に
外壁は建物にとって重要な鎧です。
この鎧が傷んでしまうと、建物の強度が犯されてしまいます。
台風や地震に備えるためにも、適切なメンテナンスを行い建物を守るということが大切です。