防水塗料の種類とは?選び方や特徴を解説します!

塗料

「築年数も長くなり雨漏れしてきた」「特に防水工事をやっていないから、そろそろ防水工事をしたい」そんな方も多いのではないでしょうか。
防水工事を行う上で大切なのは防水塗料選びです。
ここでは防水塗料の種類、それらの選び方や特徴について解説していきます。

 

防水塗料とは

 

一般的な外壁塗装や屋根塗装に使用される塗料にも防水性能はあります。
では防水塗料はと言うと、塗料の中でも特に防水性に特化した塗料を指しています。
防水機能のメカニズムとして塗料自体に弾性機能があり、ゴムのように延びることで外壁や屋根のひびやクラックを覆い、水が侵入する経路を塞いでくれます。
一般塗料は伸縮率100%に対し、防水塗料は伸縮率200~600%と優れた弾性機能です。

住宅は地震、外気温の寒暖差による素材の伸縮と、様々な理由で揺れ動きます。
外壁材や屋根材は伸縮性を持たないものが多く、クラックやひび割れは自然現象として発生します。雨漏れはそういった隙間から発生するため、防水塗料のように膜を張ってくれる塗料は安心です。

 

防水塗料の選び方とは

 

防水塗料は3つの施工方法があり、それぞれ価格や効果も異なります。また、施工方法に合わせて塗料も変わる為、施工方法から選ぶと良いでしょう。

 

単層弾性仕上げ

 

一般住宅に使用されることが多い、最もポピュラーな工法です。
中塗り、上塗りの2工程に弾性塗料を使用するという工法です。
一般的な塗装工事と工程は変わらない為、防水塗装工事の中では安価で工事をすることができます。施工単価は¥3,000~/㎡です。

 

複層弾性仕上げ

 

マンション、ビルなどの大型物件に使用されることが多い工法です。
弾性塗料による中塗りを2回、上塗りを仕上げ塗料で2回、下塗りと合わせて計5工程の塗装を行う工法です。より塗膜に厚みを出すことで防水性能を高めることが出来ます。
一方、工程が多い分、施工単価も高い工法になります。施工単価は¥5,000~/㎡です。

 

微弾性塗料仕上げ

 

下塗りに微弾性フィラーを使用する工法です。
すでに塗装面にひびが入っていたり、ひび割れが起こりやすいモルタル外壁などに使用する工法です。
ヘアクラック程度であれば補修することなく塗装を行うことが出来ます。
施工単価は¥2,600~/㎡です。

 

おすすめの防水塗料

 

ここからは国内大手メーカーの防水塗料について紹介します。

 

DANシリコンセラ/日本ペイント

 

国内最大手の日本ペイントが発売している単層弾性仕上げ用塗料です。
高耐候性、防カビ性、防汚性に優れた高性能な塗料です。

 

セラミクリーン/エスケー化研

 

エスケー化研が発売している単層弾性仕上げ用塗料です。
セラミック成分による高耐久、防汚性が人気の塗料です。

 

まとめ

 

防水塗料は様々な仕上げがあります。
しっかりと目的に応じた塗料選びをすることで、適切な価格で防水効果を得ることが出来るでしょう。